ダフスト村シゥデン山の自然塩♪ Shuden’s rocky salt
そわんからんが下北沢にオ
ープンして、かれこれ5年く
らい。
その間、いろんな方が訪れ
て下さった。(感謝o(_ _)o)
それこそ、ご近所の主婦の
方や沿線にお住まいの方には暖かく可愛がって頂き、場所柄なのか、女優アーティス
ト、シンガーソングライター、文筆業の方[E:pencil]など…。
実に多彩(多才)な職業の方々が通ってくださっている。
この仕事をやっていて本当に良かったと思えることのひとつは、人との出会い。
人の数だけドラマがあると言うけれど、皆さん一生懸命生きていて、いろんな事を感じて
頑張っておられる。年だけ食って大人になりきれない私は、お話をするだけでも目か
らうろこなのだ。
そんなお客様の一人であるM様は、現在モンゴルに赴任中。貴重な休暇の一部をさい
て、先日10ヶ月振りに笑顔で来店してくださった写真の塩を持って。
モンゴルといえば朝青龍くらいしか思いつかない、世間知らず?の私に色んなお話しを
して下さった。8月の終わりから寒くなり、朝晩コートなしでは出られないこと、冬は15分
も外に立っていられない程寒いこと、5月の砂嵐は凄まじくコンタクトレンズが出来ない
こと、そのせいだかまつ毛が伸びたこと、あまり野菜がなく特に青物の葉っぱ類が少な
いこと、市街地から車を30分も走らせると草原が広がっていること、白夜に慣れて時間
をうまく使えるようになった事。そして赴任当時、あまりにも過酷な自然環境に自分を適
応させるのが大変だったけれど、日本から観光に来た友達の「この国可愛いね~」
の一言で、視点を変え、いまではすっかり適応出来ていること等など。
全てを笑顔で語っているけれど、乗り越えるまでは本当に大変だったろうと思いながら、
有難く塩を頂いた。
良く見るとロシア語・韓国語・日本語・モンゴル語?で説明が書かれている。モンゴル
の山と空と草原の写真。シゥデン山の麓には黄色いエーデルワイスの花が咲き乱れ
ている。モンゴル独特の青い空。おおらかで素朴で美しい
M様とは、明るくハイタッチでお別れした(若い!)。また、「次の休暇に来ますね~こ
の塩、お料理に使ってね」と笑顔を残して帰っていかれた[E:weep]
さて、今晩のメニューはモンゴル風味の塩を使って、さんまの塩焼きでもしようかと、ちょ
っとなめてみた。塩の旨みと甘みに少し苦味が加わって良い感じ
ふと、袋の裏側を読むと、
「本品は天然物のため、若干の自然物が混じることがありますが、必要に応じ
除去しご利用ください。」 とあった
あぁ~、なんて大雑把で大らかなこと。
私は、しばらくの間この大らかなモンゴルの塩で、料理作りを楽しむ事にした。
M様との再会を楽しみにしつつ…