広告関係のお仕事をされているT様は、会った人が誰でも「美人」と思うよう
な、本当に綺麗でおしとやかな方です。話し方がちょっと舌足らずなところがま
た可愛いくて、一見、守ってあげたくなるような女性です。
会社に泊まりこむ日も珍しくない程、超多忙な毎日を送っていたT様は、何キロ
も痩せてしまってちょっと心配していました。案の定、久し振りにお話しを伺うと
9月頃通勤時に、駅で倒れてしまったとの事でした。
電車を降りた直後、一瞬気を失ったのでしょう、激痛で目が覚めたら駅のホー
ムで横になっていたそうです。周りの女性が「危ない!!」と悲鳴をあげていた
のですが、どうやらT様は停車している電車にぶつかってホームに倒れこんだ
ようでした。
もし電車が出た後だったら、線路に落ちてしまっていたでしょう。
あわてて駆け寄る駅員、すわ救急車か!
…と、朦朧とした意識の中でT様の頭の中は、
「今日のプレゼン誰がするんだろう。」「書類の表紙をまだ作ってなかった…。」
「会社に迷惑かけられない…。」
そして、「大丈夫ですか!病院に行かれますか?」の問いに
「このまま、会社に行きますので。」と答え、その場を後にしました。
電車にしこたま顔をぶつけていたらしく、みるみるうちに目の周りがうっ血して、
昔のメイクをしていた頃の玉置浩二状態になっているにもかかわらず、彼女は
立派にプレゼンをやり終えました
何というプロ魂!!こういう人を企業戦士というのでしょうね
彼女の芯の強さを垣間見るようなお話しでした。
すっかり尊敬モードの私にT様が一言、
「後で、パンツ見えなかったかそれが心配で…。」
このギャップがまた…。